≪オスガニの旬到来!≫
7月よりようやくオスガニの
身詰まりが良くなってきました。
先日、現状仕入れている
オスがにの状態を見るために、
塩焼きと、酒蒸しにして食べたところ、
皆さんにお勧めできる美味しさと
身詰まりの状態に、
今年も到達していました。
更に刺身にもしましたが、
さすがのオスガニ。
牡丹の花のように大きく花が咲き、
身も濃厚で、
「改めて、オスがにって
こんなにうまかったのか」
と思わず唸ってしまいました。。
お刺身こそ、オスを味わう醍醐味です。
そして、オスガニの身は、
メスガニの身よりも、
旨味成分が10倍以上あるという事実を
知っていましたか?
そうなんです。
実は、メスガニは
内子の味わいがメインに対して、
身の味については、
オスガニの方が美味しいんです。
地元の漁師さんや、
魚屋の長老がよく言う言葉に、
「わたりがに本来の旨味が
凝縮されているのはオスガニや!
わたりのオスガニの
味がわからん奴は、
カニを食べる資格はないわ!」
とあります。
少しきついお言葉ですが、
昔から食べているからこそ、
この言葉が出てくるのだと思います。
昔から泉州地域では、
お盆のご馳走に
「わたりがに」が名物で、
特にだんじり祭りは
欠かせない食材となっています。
当店のお客様でもオスガニの時期に
しか来店されない方も
いらっしゃる程ですので、
オスガニを体験したことのない方は、
是非この機会に、
一度新たな世界の1ページを
めくってみてください。