月別アーカイブ: 2020年6月

お待たせしました。「オスガニ」が旬になりました。

いつもお世話になります。

梅雨本番で毎日じめじめですね。

ようやく「オスガニ」が旬を迎える

時期になりました。

関西、特に泉州地域では

お盆のご馳走とか

だんじり祭りでは、なくてはならない

食材の一つになっています。

お祝い事にも、湯がくと赤くなるのでと

喜ばれています。

そう夏から秋にかけても

食べられるんですよ。

オスガニとメスガニではどうしても

「赤い内子がないとワタリガニじゃない!」

とも言われます。

通販で8月にオスガニをお送りしたときは

「騙された、メスガニが送られてくる

と思ってたのに!ワタリガニって

内子がないとだめですよね(# ゚Д゚)」と

言われたこともしばしば。

でも7月から11月までは

オスガニが旬ですよー!

オスガニを援護しますと

◎メスガニよりもオスガニの方が

身の旨味成分は10倍あるといわれて

います。

◎地元の漁師や長老は

「わたりがにのほんまの

美味しさはオスガニや!

ちゃんとワタリガニを食べたことのない

味のわからん奴が言うこっちゃ!」と

少し荒々しいですがそういわれています。

私も調理をしていて思うことは

水まりが全く違いますし

特に第五脚の身のつき方が

半端なく凄いですね。

お刺身にすると牡丹の花のように

咲くのがお分かりになると

思います。

 

是非一度今年の夏はオスガニに

挑戦してください。

もうご存じの方もいます。

うちのお客様の中にも

オスしか食べない方や

夏しか来ないお客様もおいでです。

 

割烹松屋  濱田

ふるさと納税 復帰祈願 地元を想う

いつもお世話になります。

6月の30日に泉佐野市のふるさと納税の

判決が出ます。

そこで今の現状を私の考えで

お話ししたいと思います。

1.泉佐野市が不指定(除外)

   になったことによるお店への影響について

ふるさと納税がなくなったことで

お店が危なくなるのは如何なものか?

依存するといけないことは承知しています。

ふるさと納税の除外による影響だけでなく、

年明けからは、

コロナウイルスの影響もあり、はっきり言えば、

経営としては「ダブルパンチ」を食らったような状況。

お客様の外食ニーズも減少し、予約キャンセルも

相次いでいるので、本来であれば、

コロナの状況下だからこそ、本音としては、

ふるさと納税の仕組みに甘えて、

各地へ商品をお届けしたいところ。

今になって、地元が奮闘してくれた

「ふるさと納税」の取り組みの有り難みを

事業者として実感した。

一方、私も経営者の一人として、

ふるさと納税除外とコロナのダブルパンチに

よる経営難を理由に何もせずに待ちぼうけは

お店を経営させる上ではできないので、

泉佐野市のイノベーティブな考えを見習って、

私もクラウドファンディングに挑戦したり、

これまでお店で行なっていた通販や持ち帰り

販売のあり方を一新させ、いろんな意味を込めて

「こんな時だからこそ、

家族と一緒にご自宅で美味しいご飯を食べてください」

と訴え、多くのお客様のニーズを得ることができた。

これも、ふるさと納税に一事業者として

参加させていただきながら、

泉佐野市の手法から私が学んだ、

私流の広報術でした。

2.裁判にまで発展したことについて、事業者側としての受け止め

報道やSNSの様々声を、一泉佐野市民として拝見しているが、

市の対応はなんら間違っていなく、

私も大いに賛同したいと思っている。

ましてや、ふるさと納税の制度があったからこそ、

市の事業者同士が密に繋がり、新たな商品の開発や

お互いに連携して街の活性化に対して本気で

考える機会を作っていただいた。

ただ単に市の財政難を挽回しただけでなく、

各地域の特産品や地域の魅力をもっと

自分の市単位で発信していいのでは?と初めて

疑問視をしたのが泉佐野市の実例だと思っている。

これは、成功モデルとして全国各地に発信するべき。

地元のために何度転んでも何度でも立ち上がる

この人達(阪上さん)の姿を見ていると、

「負けんな!」と率直に思う。

(例えるなら、弱い時の阪神を応援しているような気持ち)

だって、皆さんは、市の看板を背負って、

自分の顔を世間に曝け出して、

国と正々堂々と戦うことはできますか?

私は、できないかもしれないと思います。

まずは、ここまで闘っていただいた阪上さんら、

皆さんにエールを贈りたいですね。

 

 

3.泉佐野市が勝てる可能性が高いという状況であるが、復帰に向けて期待すること

(A          これは私のセリフではないが、

裁判に勝つことがゴールでなく、泉佐野市の

主張が正当なものであると国に認められ、

泉佐野市という対岸に関西空港のある世界の窓口が、

再び、地域の特産品を国に邪魔されることなく、

胸を張って主張できる世の中へイノベーション

させていくことが真のゴールだと思っている。

裁判に勝つことができたら、

再び大変なスタートの始まり。

まだまだ道のりは険しいが、

たくさんの熱い思いを持った事業者と

一緒に乗り越えていきたい。

また、ふるさと納税の制度が再開した際には、

地元の特産品である「わたりがに」をふんだんに

用いた商品作りについても積極的に市と

検討していきたいし、

だいたいの商品は見出すところまできている。

 

割烹松屋  濱田

外食をあきらめている方へ  店主の思い。

先日ご法事の後にお墓に行かれてから

食事をしていただきました。

先代のころから贔屓にして頂いているお客様です。

もう82歳になられたそうですが

いつもの元気がなく少し表情も冴えなかったので

奥様に聞くと

「お母さん、もう数年前から糖尿病を

患って、辛いらしんです。

食欲もなく痩せてきてるんです。」と

おっしゃられていました。

久しぶりに兄弟、親類が

一緒なので無理に来てもらたそうです。

今日もワタリガニのコースでしたので

食べれるかどうか心配でした。

料理が終わって食べられているか

スタッフに聞きますと、

「きれいに完食されてます。」

奥さんが精算の時に

「ありがとうございます。あの母が

美味しい美味しいと完食しました。」

「いつもあいそうがないといって

家では全く食べないんです。

食べられんようになったら

もう終わりや!!が口癖です。」

お帰りの時お母様が

「美味しかったです。

色々と気にかけて頂きて

ありがとうございます。

こんなに食べれて嬉しいです。」と

言って頂きました。

大変うれしいですね。

人間はみんな平等に年を取って

行きます。

食べることは当たり前なことですが

食べることで元気になる。

そういう日常になればいいですね。

本物の食材や人が集まり

笑顔でお話などそういう事に治癒力が

あるように思いました。

ワタリガニの底力でしょうか(笑)

ありがとうございます。

わたりがにひとすじ割烹松屋

食べたいものが 食べにいけない。ワタリガニが支える交流。

《 わたりがにが支える交流 》

みなさん、こんにちは!
本日から、地方間の移動自粛が解除になりましたね。
以前より、この日を待ってらっしゃった
お客様もいらっしゃるのか、
6月末から7月頭にかけての大阪以外からの
ご予約のお問い合わせを本日は多数いただいています。
会いたい人に会えない、食べたいものが
食べにいけないという、移動が制限されるということが、
ここまで息苦しいものなのかと、
今回のコロナを経て、私自身、学ばされました。
TVやネットを見ていると、
長距離の移動に役立つ飛行機の中では、
手術室と同じくらい清潔な空間なので、
予防対策はバッチリなようですね。
ただ、公共交通機関が感染予防対策を
しっかりされていても、
遠方からのお客様を迎え入れる最終の
ゴール地点である宿泊施設や飲食店などが、
このタイミングで気を緩めてしまうと、
本末転倒だと思っています。
松屋では、引き続き、店内の換気や、
テーブルにおけるアルコール消毒をはじめ、
の素材を扱う厨房における調理工程に
おいても感染予防対策を徹底し、
大切なお客様を万全の状態でお迎えできればと思います。
決して、コロナが終息したわけでなく、
本日を区切りにいわゆるwithコロナと
呼ばれる共存期というステージに
1段上がっただけですので、まだ安心はできませんが、
私が目利きして仕入れた”わたりがに”が、
たくさんの人と人との交流を繋げる役目を
しっかり果たせれるよう、
再び意気込んでまいりたいと思います。
引き続き松屋をどうぞよろしくお願いいたします。
梅雨の季節柄、みなさま、くれぐれもご自愛ください。
割烹松屋   濱田

わたりがにクレイジー コロナの自粛が解除された今

皆様、こんにちは。
いつも松屋をご贔屓にくださり、本当にありがとうございます。
松屋の濱田です。
このメールは、私が厳選し、松屋を贔屓にしてくださる方々へのみお送りしております。
今回より松屋のメールマガジンは「わたりがにクレイジー」と、真面目な内容でありつつ、
ちょっとリラックスできる要素も入れた読み物テイストにリニューアルさせていただきました。
タイトルへのツッコミは個々に入れていただくとして、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、コロナウイルスの影響を受けて、
わたりがにの内子が一番美味しい3月から5月にかけては、
外食自粛に伴う世の中のムードが松屋を襲いかかり、
予約キャンセルが相次ぎ、お店の経営としても非常に不安定な状況が続きました。
ちなみに、6月の予約も全てキャンセルになり、
松屋にとってのコロナの終息はまだ見えなく、不安な日々を過ごしているのが本音です。。
一方で、わたりがにの仕入れは、
こんな状況下の時に限って、漁が好調続きで、
さらに今年のメスがには例年に増して内子の身詰まりが良いんです。
そんなカニ達が調理されずにひたすら生簀の中で元気に歩き回る光景は、
もはや自分のお店の感覚を忘れ、
水族館に来ているような感覚を実感させられた日々でした。
ただ、このままコロナが終息するタイミングを何もせずに待ち続ける訳にもいかず、
たくさんの方々にサポートいただき、
成立させることができたクラウドファンディングに初挑戦するなど、
応援いただいたみなさまのご配慮のおかげで、
無事に旬のカニ達をたくさんの方々に召し上がっていただくことができました。「大変やけど、頑張ってよ!」、
「カニが余るんやったら、いつでもゆうてよ」、
「ぜひ買わせてください」
など温かいお言葉もいただき、
一瞬はお店を閉めることも考えてしまいましたが、皆様に勇気付けられました。
ありがとうございました。

一方で、ようやく緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ油断を許さない日々です。
特に外食については、食事が大好きな私でさえも、
飲食店の経営者という立場も踏まえ、慎重に考え、向き合っています。
この「わたりがにクレイジー」第一号では、
今回の前代未聞のコロナウイルスの影響を受けて、
お店の経営について途方に暮れていた眠れない日々を糧にして、
私が思う今後の松屋の方向性について、少しばかりご紹介させていただきます。
勝手ながら、少しだけお付き合いください。

「雨にも負けず、風にも負けず、コロナにも負けず、120%の美味しさへの追求」
外食をされる機会が減ったことで、松屋のかに飯や塩焼きなどを持ち帰られるご注文をたくさんいただき、
そのたびに、
「お前とこの料理は、前からこんなに美味しかったか?なんか変わった調味料でも特別に入れたんか?」、
「嫁が毎日何かにつけてうるさいのに、かに飯を食べたら満面の笑みになって助かりました」など、
皆様から嬉しい反響をいただきました。
外食ができないことで、より一層松屋の料理の味を噛み締めて味わっていただけたことかと思うのですが、
コロナウイルスがどれだけひどくなろうが、お店を閉店させずに、
新鮮なわたりがにと向き合い続ける姿勢を取る判断をした私にとって、
この「本当に美味しかった」というお声は、胸にビビッと響きました。
これからも、単純でシンプルに「美味しい」と言っていただける作品を、
丁寧に作ることを心掛けていきたいと思います。

「安全と安心。”本当に美味しい”の可視化の徹底」
実は昨年になって板前が2人辞めていまい、
今は私ともう一人の職人の2名で厨房を切り盛りしています。
従業員がいくら減ろうが、1日3回、休みの日でもわたりがにの状態をチェックし、
常に新鮮なわたりがにをたくさんストックするコンセプトは変わりませんが、
私が考える料理という”作品”を一番美味しいタイミングでお客様にご提供するとなると、
大勢の人数分の料理をスピーディに短時間で作ることが困難になってきました。ですので、今後も引き続き、1日3組限定のお店としてお客様をお迎えしつつ、
良質なわたりがにを仕入れることができない日には
急遽休ませていただくこともご了承いただければと思います。”安全と安心”という言葉があります。
声に出して言うのは簡単ですが、
皆様の口にその料理を入れていただき、
さらには「本当に美味しい!」と言っていただくためには、
一つ一つの素材と向き合い、その素材の息に合わせたリズムで作品を作っていくこと。
これが重要と考えています。
また、
清潔な店内で、お料理を食べていただく基本品質の徹底も、このコロナの影響下で大変勉強しました。
店内は、俗に言う”三密”にならないよう換気や消毒を徹底し、
私とスタッフでお店の清潔さを常にキープする対策を行なってまいりますので、
店内での食事については安心して没頭いただければと思います。
松屋での体験をじっくり堪能いただきたいからこそ、
恐れ入りますが、特に店内飲食における1日3組限定でのご案内という点については、
皆様と一緒に食の「安心・安全」を築かせていただきつつ、
ご理解をお願いいたします。

「商品の全国発送・お持ち帰りニーズへのご協力」
冒頭でも少しお伝えした通り、コロナウイルスが少しひと段落したことで、
世間では終息したムードになっていますが、私としてはまだまだ油断を許さないフェーズにあると思います。そこで、外食に行く気分になかなかならないお客様も多い状況かと思いますので、
松屋では引き続き全国発送できる商品や、
近隣の方にはお持ち帰りいただける商品づくりを進めております。
また、最近の松屋では、「コロナ見舞い用」のご注文をたくさんいただいています。
コロナの影響で、心身ともに疲れた大切な方や身内の方々に、
“松屋の美味しい食べ物を贈って、元気になってもらおう”ということで、
遠方の方にも、大阪・泉州のご飯を食べてもらい、
すぐに会いにはいけないけど、そのエリアのご飯を味わっていただくことで、
食事を通して、お互いに意思疎通が成り立つタッチポイントとしてご活用いただけているようです。
商品は、カニ飯や蒸しがにがオススメですが、
今が旬の”水ナスの浅漬け”も良いと思います。様々なご要望にご対応させていただくべく、
かに飯や、塩焼き、蒸しがに、または夏場限定の「鱧すき」なども
引き続きお持ち帰りいただけるよう調整してまいりますので、
あらゆるご家族のシーンやタイミングに応じて、ご活用いただければと思います。
全国発送させていただく商品については、
注文を取りまとめている通販のホームページを、
さらに見やすく・使いやすくなるよう現在リニューアルしようと計画準備中です。

「松屋を身近に!実は、内心、こんな企画も考えているんです」
長い文章が続いて恐縮ですが、最後に少しだけ。
実は複数のお客様より
「金額は気にしないので、自宅に来ていただき、
祖父母に新鮮なかに料理を作って食べさせてやってくれないか?
あと、美味しいお酒もいくつか持ってきてほしい」
と言う出張松屋企画のリクエストが、最近増えてきました。
企画の進め方や内容、金額など、いろいろと調整しないといけないことはあるのですが、
こんな企画って、いかがでしょうか?(笑)
皆さんもこんな企画があれば、依頼したいと思いますか?
奥様にしてみれば、「松屋さんに、台所を見せるのは勘弁して!」と言う声が飛んできそうですが。
(現に私の嫁もそのタイプですが。笑)
また、皆様の意見もお聞かせいただければと思います。
さらに、松屋では、お店でお出しているポン酢や辛子味噌、醤油なども、
ご要望があれば、昔からお得意様へのみこっそり販売をしております。
もしご入り用でしたら、空き瓶を持ってきていただいたら、
必要量をお入れさせていただきますので、お申し付けください。と、メールマガジンではあり得ないレベルのかなり長い長文でしたが、いかがでしたでしょうか?
コロナウイルスの影響を受けて、
現状目先のご予約も全てキャンセルになってしまいましたが、
私も松屋も共に多くの皆様に愛されるステージへ立ち向かっていくべく、
スタートを切らせていただきました。
その中でも、応援してくださる皆様には、
まず最初に、この私の覚悟を含めた内容(文章が下手ですみません)をお伝えしたく、
長々と書いてしまいました。
今後も定期的に、文章で今の松屋をお届けさせていただきますこと、ご覚悟ください。
猛暑日が続きますが、
皆様が健康で且つ笑顔で、健やかな暮らしを今後も満喫されていくこと、お祈りしております。

●今の時期の「わたりがに」を一番美味しく召し上がっていただける商品について
(2020年6月上旬時点)

<わたりがにのLIVE情報>
5月中旬は、少し不漁が続きましたが、5月末からは大ぶりなオスがにが獲れ出しました。
6月頭からは、ほぼほぼオスがにに変わりつつあります。
また、今年のオスがには、大ぶりなものが多く、身の旨味が濃厚で、さらに、味噌も美味しいです。
しっかり今の時期のカニを満喫いただく観点では、塩焼き(テイクアウト可能)や酒蒸し(店内でのご飲食のみ)をぜひ召し上がっていただきたいと思います。
ご興味のある方は、お電話いただければ、料理にあったカニを水槽でストックしておきます!

(割烹松屋 公式ウェブサイト)https://www.kappo-matsuya.com/
(割烹松屋 商品お届けサイト/通販サイト)https://kappo-matsuya.shop-pro.jp/

梅雨になると鱧が美味しくなります。

梅雨になりましたが

鱧は梅雨になりその雨水を飲み

日に日に美味しくなるといいます。

鱧というと京都の祇園祭りや

大阪の天神祭りを思い出されると思います。

暑い時には、口触りが良く

梅肉や辛子味噌で食べると

食欲が増してきます。

鱧の料理をしている光景は

シャリシャリと鱧の骨切りの

音が季節感を教えてくれます・

泉州地域泉佐野では鱧料理といえば

「鱧すき」です。

新玉葱と鱧の味のついた出汁で

食べる郷土料理です。

そう、今では玉ねぎといえば

淡路島のイメージがありますが

実は生産日本一だったのは

泉州地域だったんです。

ご存じない方は多いですよね!

玉ねぎの新玉の時期には鱧鍋がおいしいと

泉州の浜筋では

風物詩のように

鱧すきが一般庶民に愛され

食べられていたんですよ!

 

是非一度本家本元の鱧すき鍋を

ご賞味ください。

免疫力をあげましょう「!!

 

割烹松屋  濱田

 

気にして頂きありがとうございます。オスガニが旬。

自粛が解除されいつ日常に戻るのか

少し不安になっていた今日この頃

常連のお客様が週末はご予約を

たくさんの方に頂きました。

お母さまを連れて鱧鍋を

ご夫婦の記念日に

皆さんを誘って、今旬のオスガニの

かにづくし会席を来て頂きました。

皆さん

「どうですか?大丈夫ですか?

気になってたんです。

食事に来ても大丈夫ですか?

頑張りましょう」と

皆さんお声をかけて頂きました。

皆さん気にかけていてくれ

スタッフ一同とても勇気頂きました。

本日蟹のお造りを食べられたお客様は

「凄い!こんなに身が厚いとは

甘くてこの食感は初めてです。」と

はじめて食べられた方は

驚いておられました。

皆さん和気あいあいと良い雰囲気で

食事して頂きました。

そんなうれしい1日でした。

割烹松屋  濱田

 

わたりがにがオスガニに変わります。

ようやく梅雨になりました。

じめじめしますね。

こんな時は雄ガニのお造りは

如何でしょうか?

オスガニはメスガニのように

内子は持ち合わせていませんが

 

実は身の美味しさは

メスの身よりも10番美味しいって

知っていましたか?

そうです。

旨味成分が10倍多いそうです。

昔から漁師の長老は

「オスガニこそがほんまの渡りの味や

味のわからん奴が多すぎる」と

言われたことがあります。

地元泉州ではオスガニファンも多く

うちのお店でもオスガニしか

食べに来ない変な(笑)

お客様もおいでです。

 

是非今年は雄ガニの美味しさを

味わってくださいませ。

割烹松屋  濱田

なぜワタリガニ専門店なのか。割烹松屋

なぜワタリガ二専門店なのか?

いつもお世話になりありがとうございます。

今年の四月で創業56年になりました。

昭和39年4月に泉佐野市上町で

父と母が開業いたしました。

私は当時3歳でした。

当時、大阪湾ではわたりがにが

とても沢山取れました。

私が小学校の時は

土曜日のお昼の食卓には

蟹の小さいのと、タコなどが

上がっていました。

「またカニとタコなんや!

オムライスや、コロッケの方が

いいのに。」とよく2つ下の弟と

言ってました。

今思えば贅沢な話ですね。

その当時から蟹のお鍋

「かにちり」を中心に地元の

お客様にご利用頂いてました。

特に地元の会社さんや社長さんに

かわいがられて今日があると聞いています。

それからは、わたりがにも中心でしたが

一般にいう、お祝い事や法事など

色々な仕事がありましたので

土日は夜なべも当たり前でした。

 

しかしバブルがはじけ、得意先の会社さんも

やめていくところも多く大変だった

事が思い出されます。

その当時もワタリガニは大阪湾で

とてもよくとれていました。

しかし蟹の値段も高騰し、外国産の

わたりがにも良く見られるように

なりました。

昔から、わたりがにだけは

手を出すな。

生きていないと調理できないのに

すぐに水槽で死んでしまうからです。

ですから美味しいとわかっていても

誰もそれを冠にしたお店をするという事は

誰も考えなかったようです。

やはり扱いが難しく

手間も動力もかかります。

それ以上にロスが大変かかりますから

命がけで向き合う覚悟がないと

できない仕事です。

決してネガティブではありませんが

仕入れや、1日で死んでしまう事などは

決して計画通りに、

うまくいったことが一つもありません。

台風や雨降りが続くと

入荷が10日くらいないこともざらですし

それを回避するためにかにをたくさん仕入れると

蟹が毎日20匹から30匹死にます。

毎年2から3回全滅することもあります。

上手くいった試しが一度もありません。

それを逆に受け入れて楽しむしかないのです。

 

お店が暇な時もありますし、

今までももう終わりや、やめようと

思ったことも何回もありますが

何とか踏みとどまり

色々な方からの応援で今日まで

やってこれたと人の思いに

感謝しかありません。

おそらくワタリガニ専門店は

365日いつ来ても生きたワタリガニが

食べれるのは割烹松屋しかないと

思っています。

ですからそもそもなぜワタリガニ専門店

をやっているのかと理由がここにあります。

私たちがやめてしまえば大阪湾の

泉州地域の食文化や風習が

なくなってしまうからです。

この変わったワタリガニを自分たちが

やり切り、全国だけでなく

世界の人にわたりがにの美味しさを

知って頂きたい。

私には世界にこの味を伝える使命がある。

そう感じています。

長文になり申し訳ありません。

お付き合いありがとうございます。

割烹松屋  濱田

非常事態宣言解除を受けて。頑張りましょう!!

非常事態宣言解除を受けて思う事。

先日大阪も自粛解除になりました。

3月4月5月と通販やクラウドファンデングでは

本当に皆様にご協力して頂きまして

特に常連様にはお世話になりました。

皆さんの温かさに、前向いてやって

行く覚悟ができました。

待ちに待った、解除を受けて、

胸ときめきましたが、少し状況が変わりました。

この1週間はほぼ何もない業況が続いています。

三密回避や第2波の心配などなかなか

難しいことになって来ています。

来週は少しづつ予約も入って来て

いますのでほっとしていますが

心配は尽きません。

今年は通販やテイクアウトでは

メスがにの美味しい時期もご賞味いただき

ましたが、例年ではもっと喜んで

頂いたのに残念ですね。

この状況は昔のバブルがはじけたときに

似ているように思って仕方がないです。

飲食業界も生き残るために知恵を絞っていかねば

ならないようです。