月別アーカイブ: 2021年3月

桜の季節はお祝い事で役に立っています。

いつもありがとうございます。

桜も咲いてきましたね。

この時期お祝い事で

テイクアウトや通販をご利用

頂いています。

ご入学やご就職や

合格祝いなど様々です。

そんな思いで、遠くに住んでおられる方や

孫さんや子供さんにと。

大変うれしいことでございます。

私どもの商品は、日持ちがしませんので

到着した日に召し上がって頂きたいので

お日にちもお客様とすり合わせて

お送りさせて頂いています。

わたりがにを食べて頂きまして

笑顔で元気になって頂ければ

光栄でございます。

わたりがにの買い物はこちらから→

割烹松屋

お昼限定「旬味会コース」を中止いたします。

4月からお昼メニューとして掲げていた

「旬味会コース」を下げることとなりました。

たくさんの人達に松屋のリピーターになって

いただいた看板メニューだけに、

辞める決断をするには、

年が明けてから3ヶ月ほど考え込みました。

大きな要因は、

これまでも泣かされ続けた「カニの仕入れ」です。

 

私のお店など小さい規模ですが、

それでも、

本気で「日本の地方で深刻な後継者不足による漁業衰退を、

父から継いだわたりがに専門店として、

「わたりがに」で救いたい。

漁師さんに恩返ししたい」とここ数年、

各地の漁協を訪れては、

地道にネットワークを築いてきましたが、

各地から昨年と同じ量の規模を仕入れる事は

難しくなってきました。良く獲っていただいていた

腕利きの漁師さんの高齢による

相次ぐ引退も関わっているようです。

仕入れが安定しないと、どうしても価格変動が連日起こり、

安定した価格帯で一つの料理を提供するお店側としては、

利益土返しで乗り切るか、

はたまた辞めるかの決断を迫られます。

ビジネス本を読んでいると、

大手テーマパークやLCCは、需要に応じた価格変動制、

いわゆるダイナミックプライシングというものを

取り入れているそうです。

私の友人もLCCの会社に勤めているので、

どんなものか電話で状況を聞いてみました。

松屋に置き換えると、

「お昼のメニューはその日のカニの仕入れ状況によって、

15,000円〜30,000円までと価格変動します」と

いうのも面白いかと思い浮かんだのですが、

正直仕入れが安定しない事はネタに

できないほど私としては笑えない話なので、

きっぱり辞めることとしました。

お店にとって良い選択であるということと、

お客様にご迷惑をおかけしない

良い選択であるかがポイントとなりました。

 

これからは、お昼も夜も、

異なるのは単純に食事いただく時間帯だけで、

同じお料理でご案内させていただきます。

特に、お年寄りの方、出不精のお母様を

外食に連れ出す作戦など、

ぜひお昼にご協力させてください。

ただ、今、厨房に立っているのは

私一人だけという状況下もあり、

一度に多くのお客様をお迎え入れする事には

これまで以上に時間を要しますが、

自分しかできない事、

松屋でしかできない体験をもっと磨き上げ、

たくさんの出会いを温めて

参りたいと思っております。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今が旬の「わたりがにのメス」

松屋が自信を持って提供するわたりがには

大阪湾産であったり各地域から上質な

希少なわたりがにを大ぶりなものだけを

使用しています。

かにの中では圧倒的な美味しさを

誇ります。

メスは冬の初めからきれいなオレンジ色をした

「内子」が美味しいとされています。

焼くことで香ばしくさらに甘みが増しこくが出て

生のまま氷でしめると、ふくよかなまったりとした

味が幸せな気持ちになります。

わたりがには、「ゆでがに」が一般的な食べ方ですが

松屋では生きたわたりがにを水槽に常時100匹以上

仕入れていますので、専門店として色々な料理が

楽しめるんです。

かにのお造り、塩焼き、酒蒸し、唐揚げ、ほぐし身サラダ

甲羅揚げなど、、、。

わたりがにのかにちりも創業以来の定番として

50年も前から地元の社長さんから愛されています。