月別アーカイブ: 2024年2月

創業60年あたり 先代の心を守りべく、ひたすら前進あるのみ

仕入れに一番気を遣う
上質なわたりがに。

近年では海の環境変化が激しく
上質なわたりがにが取れづらくなっていることは
ワタリガニを冠にする専門店としては
本当に辛い状況にある。

又、わたりがにの希少性があがり
益々値段は高騰し、どんどん今まででは
経験したことがないほど値段が
高騰していきます。

仕入れのために上質なわたりがにがあると聞けば
現地まで行き蟹を見せて頂いたり
SNSなどでも情報を集め、積極的に連絡したり
きっかけはできますが、流通面などがうまくいかず
断念すること方が多くなりました。

昨年の4月には水槽の蟹が100匹ほど弱くなり
常連様に協力頂き助けて頂きました。

5月にはご予約をたくさん頂きましたが
天候や時化で全く蟹が入荷できず

10日間くらいのご予約をこちらから
お断りする言う事態になり

今まで何回もの危機はありましたが
お客様をお断りしたことは一回も
なかっただけにショックでした。
夫婦して「もう無理ややめようか」
ともで考えるようになりました。

千葉の九十九里浜の漁師の飯田さん
愛知県の日間賀島の漁師の北川さん
山口県の宇部魚市場の梶矢さん
愛媛県の魚島魚市場の塩見さんなど
大変お世話になり、元気を頂き
なんとか前向きに
考えることができました。

今年は創業60年になる節目の年。
これまでご贔屓頂いてるお客様や
応援して頂いてる関係者の方に
恩返しができるように
精一杯温もりのある料理を
気持ちを込めて創らせて頂きます。

創業60周年を迎えた松屋も
どうか応援の程、宜しくお願い致します。

割烹松屋 二代目 濱田憲司

ワタリガニ 訪日客に映える 不漁、コロナ禍・・・逆風を乗り越え

 

いつも大変お世話になっております。

2月1日の産経新聞に取材された記事が

掲載されました。

ご迷惑かと存じますが

その記事を文字お越しして
シェアさせて頂きたいと思います
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワタリガニ訪日客にも映えた

 

不漁、新型コロナウイルス・・・

逆風乗り越え

泉佐野の専門店

泉佐野市にワタリガニ料理の

「割烹松屋」がある。

国内唯一の専門店をうたい

4月で創業60年。

常時100匹ほどを生け簀に

用意するが近年は不漁が続く。

台風による停電でほぼ全滅したり

新型コロナウイルス禍で客が激減

したりと逆風ばかり。

交流サイト(SNS)を活用した外国人

観光客の開拓や「映える」

メニュー考案で

地域の「文化」を残そうと挑む。

 

松屋は店主、

濱田憲司さん(62)の父親が始めた。

ワタリガニの脚は細く短く、

胴体部分を食べる。

「刺身にしてよし、焼いてよし、鍋よし」

の濃厚な味が特徴で、

コース料理で提供される。

 

店内の水槽には、市場には並ばない

大ぶりの蟹がずらり。

死んでから30分以内に

調理しないと酸化が

進んで腐ってしまう。

毎日4,5回確認しても

2割ほどが使えない

繊細な面もあるが

「いつ来ても活きたワタリガニを

置いているのがうちの流儀だ。」

異変が生じたのは10年ほど前。

大阪湾に来なくなり、

不漁が目立って

価格が高騰。

昨年の7月は1週間全く入荷が

なく、予約客を始めて断り

「情けなかった。」という。

 

濱田さんには小さい頃、

よく食べた記憶がある。

手に入りにくい高級品になっても習慣は

絶やしたくないと、知恵を絞る。

 

その一つが訪日客の取り込みだ。

対岸には関西国際空港があり

日本を訪れた人々が立ち

寄れる場所を目指す。

慣れないインスタグラムで

料理の紹介を始めると、

投稿を見たドイツ人と台湾人が来店。

外国人メニューを用意し

食べ方は身振り手振りで伝えた。

来店した客一人一人の

再訪問に心を

尽くしたいと味の好みを記した

「カルテ」作成も始めた。

 

長女の発案でだしを使った

ピクルスも開発。

カニのほぐし身を添えたサラダを

考案したところ、

華やかさが喜ばれた。

長男はイタリア料理を学んでおり

将来はワタリガニとイタリアンの融合も

あっていいと思っている。

「時代に合わせながらも、

軸は変えずに

いたい。」

濱田さんは今日もワタリガニを仕入れる。

 

令和6年2月1日木曜日

産経新聞 泉州版より参照

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

長文を読んで頂きまして

ありがとうございます。

とても良い文章で嬉しく思っています。

 

何とか絶やさずに、

次の世代に残せたらと

思っていますが、この仕事や

風習はわかってもらえないかもしれません。

出来る限り続けていきたいと

楽しく頑張って参ります。

応援よろしくお願いします。