本日のわたりがにクレイジーの献立は以下です。
◎オスガニの旬到来!
◎はもとわたりがに
◎コロナの影響とその後
◎ワタリガニのこころのバリアフリー
◎おすすめ夏のお届けもの
盛りだくさんです。
本日もお付き合いの程、よろしくお願いします。
≪オスガニの旬到来!≫
7月よりようやくオスガニの身詰まりが良くなってきました。
先日、現状仕入れているオスがにの状態を見るために、
塩焼きと、酒蒸しにして食べたところ、
皆さんにお勧めできる美味しさと身詰まりの状態に、今年も到達していました。
更に刺身にもしましたが、さすがのオスガニ。
牡丹の花のように大きく花が咲き、身も濃厚で、
「改めて、オスがにってこんなにうまかったのか」
と思わず唸ってしまいました。。
お刺身こそ、オスを味わう醍醐味です。
そして、オスガニの身は、メスガニの身よりも、
旨味成分が10倍以上あるという事実を
知っていましたか?
そうなんです。
実は、メスガニは内子の味わいがメインに対して、
身の味については、オスガニの方が美味しいんです。
地元の漁師さんや、魚屋の長老がよく言う言葉に、
「わたりがに本来の旨味が凝縮されているのはオスガニや!
わたりのオスガニの味がわからん奴は、カニを食べる資格はないわ!」と、あります。
少しきついお言葉ですが、昔から食べているからこそ、この言葉が出てくるのだと思います。
昔から泉州地域では、お盆のご馳走に「わたりがに」が名物で、
特にだんじり祭りは欠かせない食材となっています。
当店のお客様でもオスガニの時期にしか来店されない方もいらっしゃる程ですので、
オスガニを体験したことのない方は、
是非この機会に、一度新たな世界の1ページをめくってみてください。
◎松屋の夏のおすすめ! ≪はもとわたりがに≫
今年も始まりました、毎年恒例の「鱧とワタリガニ」のコラボ企画です。
「いつも食べるわたりがにもいいけど、今が旬の鱧も一緒に食べたい。
少しづつ2種の食材を交えてコースにしてくれない?」という常連のお客様からの要望で生まれ、
早いものでもう10年になります。
また、松屋が仕入れる鱧は、沼島や大阪湾で獲れる大振りで上質なものだけを目利きし、
鱧の扱いが上手な魚屋さんに無理を言って、一般的に出回る平均サイズよりも、
大きめの1キロサイズの鱧を確保して頂いてます。
スーパーの魚売り場でも今では、たくさんの鱧が出回っていますので、
鱧の質に拘らなければすぐに手に入るのですが、
鱧という魚自体が、サイズでも味が変化するほか、
獲れた後の扱い方次第でも捌いた後の味が変わる几帳面な魚ですので、
信頼しているプロの魚屋さんに託しています。
大きな鱧の特徴は、身と皮の間の上質な脂です。
これが、非常に美味しいです。
身の幅も厚く、鱧がダメ!という方でも必ず食べれるというから驚きです。
コラボ企画の内容は、
「鱧すき鍋とワタリガニの塩焼き」:15,000円(税別)、20,000円(税別)
「鱧とワタリガニの会席コース」:20,000円(税別)
となっておりますので、暑い時期ではありますが、
気持ちだけは「さわやか」になってください。