日別アーカイブ: 2017年5月6日

わたりがにの実力

皆さんご機嫌いかがでしょうか?
連休はどちらか行かれましたか?
家庭サービスや、ご実家への帰省など
楽しいことが多いことだと思います。

ワタリガニ料理も連休は
忙しくさせていただきました。

この濃厚なワタリガニの味は
他のカニとは全く別物だと
思っています。

身の繊細で絹のように
優しくでも、味は濃厚

内子ももう最終節で
すごい内子の量です。
半端ないです。

塩焼きにすれば
香ばしく
さらに身が甘くなり
当店では一番人気の
商品です。

根っからのカニ好きな方は
蒸しガニが好きなようです。

まる一匹カニを満喫し
満足気に食べて
頂いています。

しかし・・・・
ワタリガニの量は減少し
この連休中も

お客様をお断りしないと
いけなくなり
断腸の思いです。

大阪湾産の
ワタリガニだけでは
とうとうやっていけない
状態になってきました。

もうす年前から
考えていますが

いろいろな情報を元にして
ワタリガニの美味しい地域に
出向いたり
連絡してカニの質を
確かめています。

結果、
上質なワタリガニがいる
地域や、美味しい時期が
分かって来ました。

その土地の漁師さんや
漁業組合の方々とも
年に数回交流もさせて
いただきながら
少しづつ、試させて
いただいています。

近い将来
ワタリガニの文化を守るためにも
全国の上質なワタリガニを揃えて
行くようになると思います。

そのときは今日は
大阪湾産を食べようという
感じになるかもしれませんね。

その地域のワタリガニが取れる
地域の方にも、
是非ワタリガニ料理を
地元でやっていただきたいと
思います。

ワタリガニが取れる地域でも
いろいろで

取れるけど全く食べない地域や

雄しか食べない地域

メスしか食べない地域

他の種類が有名で
ワタリガニが全く売れない地域

などなど

いろんな特徴の地域があります。

そんな地域と今もお付き合い

させていただいていますが、

もっと連携したいと
思います。

ワタリガニの文化を
絶やすことなく

ワタリガニの
本当の美味しさを

全国の方に

知らしめたいと

ワタリガニの実力を

認めていただきたいと

思います。

その影には

人並みならぬ

苦労や絶望感

自分たちにはどうにも

できないことも

多々あることは

皆さんには知る余地も
ないと思います。

だから、わかっていただきたい

ことも次回書かせていただきます。

わたりがにひとすじ割烹松屋