大阪湾のワタリガニの特徴
大阪湾のワタリガニはご存知でしょうか?
特に泉佐野市から南側の岬町あたりまでが
ワタリガニの漁場となっています。
基本ワタリガニの生息地は
砂地の遠浅になっています。
泉州地域のワタリガニが美味しいと言われる
秘密はその地形にあります。
砂地の遠浅なところにくぼみがたくさんあり
深いところでは、水深25mから30mという
深いところに生息しています。
これが大阪湾の美味しさと大きさの秘密です。
しかし11時間の漁に行って大きいワタリガニが
5匹取れれば万々歳なんです。
それくらい希少になっているワタリガニです。
そして大ぶりカニが生息できるのも
この地形のおかげだと思います。
関西の各産地の方とお付き合いがありますが
「なんでここのカニがこれくらい
濃厚で美味しいのか?」と
言われることも
少なくはありません。
これからもワタリガニに携わる者として
希少なワタリガニを大切にし、
泉州の食文化として
ワタリガニを伝えていきたいと思います。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司