今日は、外国の方が
アメリカデトロイト州から
お越しになりました。
昨日の予約の予定でしたが
飛行機がエンジントラブルの為
今日になりました。
いつものてっちり
特に焼き白子がお好きで
堪能して頂きました。
感謝です。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司
私どものサービスをご利用頂いてる
お客様は 60代から70代が中心です。
子供さんや、御夫婦でお食事に来られ
ゆっくりと美味しい本物の料理を食べ
スタッフや接客係と楽しく笑顔で お孫さんの話や、
旅行の思い出など たくさんして頂き繋がってる感があります。
最近では自分のご褒美にお一人で来られる方も 多くなりました。
そういう光景は実にほのぼのしています。
しかし、今は元気なった方も、急にご病気された時には
「私も終わり」「どこも行く気になれない」
「なぜ私だけ」とショックだったそうです。
そんなある日、子供さんと一緒に食事に
来て頂いたことがきっかけで 色々とお話ができたり、
会席料理を 最後まで完食されたことで自信になり
元気になられたお客様もおいでです。
私達の仕事の目的は食事に行くことで元気になって
頂き これからの人生が笑顔で心豊かになって
頂く お手伝いがしたいと、心の根っこから考えています。
自社がもっているサービスを使い切ってください。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司
大阪湾のワタリガニの特徴
大阪湾のワタリガニはご存知でしょうか?
特に泉佐野市から南側の岬町あたりまでが
ワタリガニの漁場となっています。
基本ワタリガニの生息地は
砂地の遠浅になっています。
泉州地域のワタリガニが美味しいと言われる
秘密はその地形にあります。
砂地の遠浅なところにくぼみがたくさんあり
深いところでは、水深25mから30mという
深いところに生息しています。
これが大阪湾の美味しさと大きさの秘密です。
しかし11時間の漁に行って大きいワタリガニが
5匹取れれば万々歳なんです。
それくらい希少になっているワタリガニです。
そして大ぶりカニが生息できるのも
この地形のおかげだと思います。
関西の各産地の方とお付き合いがありますが
「なんでここのカニがこれくらい
濃厚で美味しいのか?」と
言われることも
少なくはありません。
これからもワタリガニに携わる者として
希少なワタリガニを大切にし、
泉州の食文化として
ワタリガニを伝えていきたいと思います。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司
私どもも15年くらい前まではワタリガニ料理を、
やめたくてやめたくて仕方が無かったです。
仕入れも大変だし、ロスも大きく死んだカニを
見て情けなかったです。
一日に100匹死んでしまうことも
未だに一年に一回はあります。
冷蔵庫がカニで1杯になり、
一週間も持ちませんので本当に辛かったです。
ボイルしたカニや生のカニも冷凍が全くできません。
しかし自分たちしかワタリガニ料理を
できないとわかってからは、
ピンチをチャンスと考え
一年中いつ来ても生きた旬の
大ぶりのワタリガニが食べれるのは松屋だけと
常識を改革し、時代に合わせながら邁進してきました。
弱みが強みになるとは考えもしなかったですが
ワタリガニの専門店が
うちだけなのはうなずけると思います。
こんなに厄介なカニを冠に
するところはないと思いますから。
これからも精進し続けます。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司
ワタリガニの専門店
ワタリガニはとても美味しく、
いつまででも食べたくなるくらい
身の美味しさは絹のように繊細でかつ濃厚です。
しかし扱いがとても難しく、
とにかくロスの多い厄介なカニなんです。
水揚げされたカニを水槽で飼っていますが、
1週間しか生きません。
毎日全体の2割近く死んでしまいます。
100匹いれば20匹近く死んでしまうということです。
死んで1時間立つと劣化して臭くなり、
身が劣化して捨てないといけなくなります。
毎日20匹死んでしまうと一週間で
何匹になるかと考えるとぞっとします。
死んで30分くらいですと蒸せば美味しく食べれます。
ですから、塩分濃度を管理し、温度や水の透明度をチェックし
一日に数回、一匹づつ生きているか確認作業が必須です。
店の定休日でもチェックしないとダメなんです。
気候の影響も大きく、雨や風が吹けば海が時化て、
漁にでてもらえません。
冬になると一ヶ月に7回くらいしか漁に
いかないので、仕入れが大変です。
1回の漁に11時間行って、
500クラムのカニが5匹捕れれば
漁師さんは万々歳なんです。
それくらい希少なカニなんです。
わたりがにひとすじ割烹松屋
濱田憲司