魚島から愛がこもったわたりがに。


いつもありがとうございます。

オリンピックも始まり
毎日暑い日が続きます。

4連休と重なり市場も休みですので
仕入れは難しい状況ですね。

私たちのわたりがには
大阪湾のわたりがにをメインにしていますが
近年、年々漁獲量が減っていき
温暖化なのか、それとも海中の栄養素が
変わってきているのか
色々な原因があるようですが、
私にとっては、天候と自然を相手にし
完全に漁師さん任せになっていますので
安定的に仕入れができるように
天に祈るばかりです。

そんな中、愛媛県の魚島という小さな島の
漁業組合さんからお話があるという事で
お会いしました。
「わたりがにを買って頂けませんか?
わたりがにの品質には自信がありますが
一度使ってみて判断して頂けませんか?」と
いうお話を頂きました。

まさしく神様が目の前に現れたと
夢ではないかと信じられないほど
嬉しかったのを昨日のように覚えています。

いつも12月から3月の間は大変お世話になっています。
いつもお仕事が丁寧で大変信頼させて頂いています。

そんな中先日愛媛県漁業協同組合魚島支所より
とてもうれしい、お手紙頂きました。

割烹・松屋様へ

自分たちの水揚げしたカニが専門料理の店で
提供されていること嬉しく思います。

出荷すれば、あとはどこに行くのかも分からず、
誰が食べるのかも分からない状況でしたが、

「大阪の『割烹・松屋』に行けば、
魚島の自分の獲ったカニが食べられる。」

と人に話すことができのは
うれしく、誇らしいと感じています。

 

我々漁師は、カニは『ゆでる』『蒸す』
くらいしか料理しません。
この近辺は一般家庭もそんなモノだと思います。
松屋さんのお店の料理を写真で拝見し、
一同驚き、またこのような料理に
我々のカニが使われていると思うと、嬉しい限りです。

 

この冬はカニのみならず
多くの漁獲物が不漁で、苦労しました。

松屋さんも仕入れに苦労したと聞きました。

次の冬は豊漁であってほしいと願っています。
たくさんのカニをお店にお届けできたらと思います。

 

漁師もどんどん高齢になり後継者もなく、
未来を考えると暗い話になりがちですが、
前を向いて頑張っていきたいと思っています。
これからも末永く良いお付き合いができることを望んでいます。

 

コロナ禍で大変な時代になってしまいましたが、無理をなさらないようご自愛ください。我々も元気なうちに一度はお店に食事にも行きたいと思っています。そのときはよろしくお願いします。

愛媛県漁業協同組合魚島支所

漁業者: 三上  和也
三上 忍
日吉忠治
木本康広

編集:塩見尚徳

ありがとうございます。
本当にうれしく思います。
私もなお一層仕事に」精進して
皆さんに喜んで頂けるように
従事していきたいと思います。

愛媛県漁業協同組合魚島支所の皆様
今後ともよろしくお願いします。

割烹松屋  濱田