「名物ワタリガニ割烹 SNS通じ復活期す 大阪」毎日新聞


今日、毎日新聞のネットニュースで

取り上げて頂きました。

又新しい試みです。

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「名物ワタリガニ割烹 SNS通じ復活期す 大阪」

毎日新聞2018年11月17日 11時04分

(最終更新 11月17日 11時16分)

 

 

ワタリガニ料理を味わう森田力さんを写真に収める

インスタグラマーの妻帆七美さん

9月の台風21号で被災し、

一時閉鎖を強いられた関西国際空港。

その対岸にあるワタリガニ料理専門店

「割烹(かっぽう)松屋」(大阪府泉佐野市)が、

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を

通じて観光客を呼び戻そうとしている。

同店では台風による停電で、いけすのカニ200匹が全滅。

「インスタ映え」する自慢のカニと、インスタグラマーの

情報発信力を借りて、泉州名物の復活を託す。

 

「これもカニさん?」。今月7日夜、

横浜市の森田力さん(37)一家が同店に招かれ、

初めてワタリガニを味わった。

塩焼きや3色のソースで彩られた甲羅揚げに、長女(3)が目を丸くする。

 

カメラを構える妻帆七美さん(30)はインスタグラムに旅先の写真を投稿し、

フォロワーは1万人を超える。カニづくしのコースを堪能し

「粉もんのイメージの大阪に、こんなローカルな

ごちそうがあることをSNSで伝えたい」と笑みを見せた。

 

大阪湾のワタリガニは泉州名物。濃厚な味が特長で、

秋のだんじり祭のごちそうだ。味が落ちやすいため、

大将の浜田憲司さん(57)は鮮度にこだわってきた。

懐かしい味が愛され、来年、創業55年を迎える。

 

台風が襲ったのは、市場での材料選びから体験できる

訪日客向けのコースに、香港や台湾から客が来始めた頃だった。

強風で電柱が倒れ市内全域が停電。

いけすの水温管理ができず、だんじり前に多めに

仕入れたカニ200匹は翌朝、全滅していた。

 

「こんな時こそ、新しいことをしてみないと」と、浜田さんは言う。

平成の不景気に、女性の心をつかむおしゃれなカニ料理を

生み出して乗り切った経験があった。

関空が拠点の格安航空会社ピーチ・アビエーションに協力してもらい、

SNSで発信力がある利用客を招待していくことにした。

 

年末に向け、赤い卵を抱えた雌が旬を迎える。

浜田さんは「泉佐野のまちが元気になっていっていることを、

たくさんの人に知ってほしい。

『また来ます』の言葉が何よりうれしい」と話した。

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御読み頂きましてありがとうございます。

割烹松屋  濱田