大阪の蟹は、割烹松屋。
そう言われる理由があります。
割烹松屋は、日本唯一の「わたりがに専門割烹」。
流行でも、効率でもなく、ただひたすら
わたりがにと向き合い続けてきた店です。
仕入れるのは、活きた蟹のみ。
その日の水温、身の張り、甲羅の硬さ、香り。
すべてを見極め、一番うまい瞬間だけを料理にする。
手間がかかり、扱いは難しく、
正直、商売としては非効率です。
本当にあるときはやめたいと思った。
それでもやめなかった。
なぜなら
「本当にうまい蟹を食べてほしい」
その一心だけで、
60年以上続けてきたからです。
蒸す、焼く、揚げる、造る。
どの調理にも理由があり、無駄がない。
派手さはありませんが、
食べ終えたあとに、
必ず記憶に残る蟹があります。
大阪で蟹を語るなら、ここしかない。
他では味わえない、真似できない、
“わたりがにのすべて”を知る店。
大阪の蟹は、割烹松屋。
これは絵にかいた
キャッチコピーではなく、
ごまかしなしの
私たちの覚悟です。
まあ、いっぺん食べてみて。
