ご案内

わたりがに オスガニの旬が到来

≪オスガニの旬到来!≫
7月よりようやくオスガニの
身詰まりが良くなってきました。
先日、現状仕入れている
オスがにの状態を見るために、
塩焼きと、酒蒸しにして食べたところ、
皆さんにお勧めできる美味しさと
身詰まりの状態に、
今年も到達していました。
更に刺身にもしましたが、
さすがのオスガニ。
牡丹の花のように大きく花が咲き、
身も濃厚で、
「改めて、オスがにって
こんなにうまかったのか」
と思わず唸ってしまいました。。
お刺身こそ、オスを味わう醍醐味です。
そして、オスガニの身は、
メスガニの身よりも、
旨味成分が10倍以上あるという事実を
知っていましたか?
そうなんです。
実は、メスガニは
内子の味わいがメインに対して、
身の味については、
オスガニの方が美味しいんです。
地元の漁師さんや、
魚屋の長老がよく言う言葉に、
「わたりがに本来の旨味が
凝縮されているのはオスガニや!
わたりのオスガニの
味がわからん奴は、
カニを食べる資格はないわ!」
とあります。
少しきついお言葉ですが、
昔から食べているからこそ、
この言葉が出てくるのだと思います。
昔から泉州地域では、
お盆のご馳走に
「わたりがに」が名物で、
特にだんじり祭りは
欠かせない食材となっています。
当店のお客様でもオスガニの時期に
しか来店されない方も
いらっしゃる程ですので、
オスガニを体験したことのない方は、
是非この機会に、
一度新たな世界の1ページを
めくってみてください。

 

わたりがにクレイジーvol:2 オスガニの旬が到来。

皆様、こんにちは。松屋の濱田です。
梅雨になり、ジメジメした日が続きますが、皆様方はお変わりありませんか?
さて、前回よりデビューしました「わたりがにクレイジー」ですが、
第2号目の今日もいろいろとお知らせできればと思います。
本日のわたりがにクレイジーの献立は以下です。
◎オスガニの旬到来!
◎はもとわたりがに
◎コロナの影響とその後
◎ワタリガニのこころのバリアフリー
◎おすすめ夏のお届けもの
盛りだくさんです。
本日もお付き合いの程、よろしくお願いします。

≪オスガニの旬到来!≫
7月よりようやくオスガニの身詰まりが良くなってきました。
先日、現状仕入れているオスがにの状態を見るために、
塩焼きと、酒蒸しにして食べたところ、
皆さんにお勧めできる美味しさと身詰まりの状態に、今年も到達していました。
更に刺身にもしましたが、さすがのオスガニ。
牡丹の花のように大きく花が咲き、身も濃厚で、
「改めて、オスがにってこんなにうまかったのか」
と思わず唸ってしまいました。。
お刺身こそ、オスを味わう醍醐味です。
そして、オスガニの身は、メスガニの身よりも、
旨味成分が10倍以上あるという事実を
知っていましたか?
そうなんです。
実は、メスガニは内子の味わいがメインに対して、
身の味については、オスガニの方が美味しいんです。
地元の漁師さんや、魚屋の長老がよく言う言葉に、
「わたりがに本来の旨味が凝縮されているのはオスガニや!
わたりのオスガニの味がわからん奴は、カニを食べる資格はないわ!」と、あります。
少しきついお言葉ですが、昔から食べているからこそ、この言葉が出てくるのだと思います。
昔から泉州地域では、お盆のご馳走に「わたりがに」が名物で、
特にだんじり祭りは欠かせない食材となっています。
当店のお客様でもオスガニの時期にしか来店されない方もいらっしゃる程ですので、
オスガニを体験したことのない方は、
是非この機会に、一度新たな世界の1ページをめくってみてください。

◎松屋の夏のおすすめ! ≪はもとわたりがに≫
今年も始まりました、毎年恒例の「鱧とワタリガニ」のコラボ企画です。
「いつも食べるわたりがにもいいけど、今が旬の鱧も一緒に食べたい。
少しづつ2種の食材を交えてコースにしてくれない?」という常連のお客様からの要望で生まれ、
早いものでもう10年になります。
また、松屋が仕入れる鱧は、沼島や大阪湾で獲れる大振りで上質なものだけを目利きし、
鱧の扱いが上手な魚屋さんに無理を言って、一般的に出回る平均サイズよりも、
大きめの1キロサイズの鱧を確保して頂いてます。
スーパーの魚売り場でも今では、たくさんの鱧が出回っていますので、
鱧の質に拘らなければすぐに手に入るのですが、
鱧という魚自体が、サイズでも味が変化するほか、
獲れた後の扱い方次第でも捌いた後の味が変わる几帳面な魚ですので、
信頼しているプロの魚屋さんに託しています。

大きな鱧の特徴は、身と皮の間の上質な脂です。
これが、非常に美味しいです。
身の幅も厚く、鱧がダメ!という方でも必ず食べれるというから驚きです。

コラボ企画の内容は、
「鱧すき鍋とワタリガニの塩焼き」:15,000円(税別)、20,000円(税別)
「鱧とワタリガニの会席コース」:20,000円(税別)

となっておりますので、暑い時期ではありますが、
気持ちだけは「さわやか」になってください。

◎コロナの影響とその後
自粛解除されて、短いようで長く感じましたが、約ひと月以上が経ちました。。
相変わらず10名以上の方の予約はキャンセルになり、
7月の予約は少しづつ埋まってきましたが、まだ例年の半分以下ではないでしょうか。
予約の問い合わせをして頂くお客様も
「お店で食事していいんですよね?」とか、
「外食って、なんか悪いことしてるのかなぁ~」という方もいらっしゃり、
やはりコロナ前の日常に戻っていない感じがぬぐえません。

お店としては、三密回避や施設の消毒には当然のごとく丁寧に実行していますが
、まだわからない第2波、第3波を気にされている方も少なくはないと感じています。
また、テレビでは、報道される日がないくらい飲食業界の様子を伝えています。

コロナウイルスの直撃がすごく厳しかった飲食の世界。
今では、飲食店は制限や規制だらけとなってしまいました。
これから飲食店としてどう行動するのかは、今の現状では正解がわかりません。。
食材にしても、行き場を失った魚や、野菜などの食材は、
代わりの使い道が見出せなければ、すべてロスになります。

行き場がなくても、野菜は畑で育ち、
旬の魚は市場に並び、鶏は卵を産むわけです。
ですから高級食材ほど値段は暴落し、
生産者としても、その食材を買う経営者としても、
常に不安と隣り合わせな状態が続いています。
いつまで待てば、いつまで耐えれるか?
料理人として経営者として生き残るためには
≪まだまだできる、決してあきらめず。だったら次の展開は、どう攻めるか≫

皆さんも初めての体験で今からどう対応するのかが、
この先の不安を解消してくれるものだと信じています。
こんな時でも応援して頂いたリピータのお客さまや、
クラウドファンディングで応援して頂いた方、
こちらの一方的なお知らせで行き場のないわたりがに達を救っていただいたお客様には大変感謝しています。
そういう初体験の未曾有の事態を体験しつつ、
5月くらいまでは何とか耐えてきました。
この先も、松屋としては何とか踏みとどまり、
入浴している時間と寝る前に「あ!」と舞い降りてくるアイデアを絞り出し、頑張ってまいります。
愚直に頑張って参る所存ですので、
引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。

◎わたりがにの”こころのバリアフリー”
“バリアフリー”という言葉を近年よく耳にします。
私のお店にも、車いすでご来店頂く方が年々多くなりました。
年齢を重ねたご両親が病気になられたり、外に出なくなることに紐付いておしゃれをしなくなったりと、
自分がある程度の年を取るとそういう心配することも多くなるという経験をされると思います。
私の母も約5年間ほど、闘病生活を繰り返していたこともあり、
息子としてそういう体験を身近で感じていたことを思い出しました。

先日も糖尿病になられたお母さまを娘さんが誘われて、ご家族で松屋へ来て頂きました。
「最近は食べることにも興味がなく、カラオケや旅行にも行かなくなり、
母は少し元気がなくなったんです。。私としても心配で。。」と娘さん。

お昼にお越しいただき、ワタリガニの会席料理を召し上がって頂きました。
お越しになったときは少し顔が緊張されていましたが、
楽しく和気あいあいと笑顔でお食事をされていました。
娘さんもとても楽しそうで、
お母さまより娘さんの方が色々な意味で嬉しそうな姿を厨房からこっそり拝見していて、
私自身の心もホッと温められました。

そして、お母さまもわたりがににむさぼりついていただきながら、
ついに満面の笑みを見せていただきました。

私は感じました。
「娘さんとの食事を通して、お母さまの心のバリア(壁)を取り除けることに成功したのだな」と。
ご家族であれば、尚更大切に思う相手の気持ちに寄り添い、
”外食する”という非日常を体験することで、
心も体も元気になってくるのだと思います。
そういう気持ちが、お母さまにとってどんなことよりも心が晴れて、
家族に対しても安心感と信頼が改めて生まれるのだと思いました。
皆さんも。大切な方や特にご両親を誘って、
楽しく笑顔になるような思い出に残るお話を松屋のテーブル席を使ってしてみてください。
お昼の方がいいかもしれませんね。


◎おすすめ夏の”おとどけもの”
松屋の夏のお届け物といえば、「水茄子の割烹漬け」です。
今年も、ようやく水茄子が美味しい季節になりましたので、
毎年楽しみに待っていて下さるお客様にお届けしたいと思っています。
そんな中、フードジャーナリストの斎藤理子さんに、
当店の水茄子の割烹漬けをご紹介して頂きましたので、記事の内容をご紹介させて頂きます。

地元料亭ならではのこだわりで選んだ最高級の水茄子。
茄子好きの私が、この時期必ず食べるのが、水茄子。
水茄子は、大阪南部・泉州地方の伝統野菜です。
名前の通り水分が非常に多く皮が薄くて柔らかい茄子で、
アクがないので生でも食べられるのが特徴です。

切れ目を入れたら手で裂いて芥子醤油(からししょうゆ)で食べるのがおすすめ。
岩塩とオリーブオイルでカルパッチョ風も合います。
サクっとした食感とフルーツのようにジューシーで甘みのある味わいに、
もう食べ始めたら止まりません。

地元の料亭ならではのこだわりで選んだ特上の水茄子。
その泉州産の水茄子を、料亭が丁寧に作った糠床で漬けたものが、
泉佐野市にある「割烹松屋」の『水茄子割烹漬け』。

栽培契約農家がその日の朝に収穫した新鮮な特上水茄子だけを使用。
天然塩で丁寧に塩もみし、美味しく熟成した糠床で漬け込みます。
注文を受けたら糠漬けして発送。到着した日は浅漬けでみずみずしく、
生食っぽい感じでいただけます。
日が経つにつれ漬かりが深くなりますが、その味の変化もまた楽しみのひとつです。

この『水茄子割烹漬け』は、6個セットからあり、
全部が糠漬けのものと、糠漬け半分、生水茄子半分のセットがあります。
私がいつも注文するのは、半分半分のセット。
まずは、生の水茄子を芥子醤油や山葵醤油、
オリーブオイルなど好みの味付けでいただきます。
次に浅漬けの水茄子を堪能します。
糠漬けはたっぷりの糠床と一緒に来るので、
食べ終わったらそれをタッパーなどに移して冷蔵保存すれば、
瞬時にして料亭の糠床が我が家に。
いつでも美味しい糠漬けが食べられるという一石二鳥のお取り寄せでもあります。

ありがたい記事に、少し恥ずかしいばかりです。
また、水ナス以外にも、
オスガニのかに飯や、蒸し蟹、塩焼き、お送りできるようになりました。

ご興味がありましたらこちらからお入りください。
割烹松屋のお取り寄せサイトはこちら
https://kappo-matsuya.shop-pro.jp/

~松屋のメディア露出情報~
7月14日放送の読売テレビ(10ch)の夕方のニュース番組「ten」内にて、
松屋の”水ナスの浅漬け”が少しだけご紹介される予定です。
お時間のある方はぜひご覧ください!

まぁどれだけ映るか分かりませんが・・(笑)

~本日もお読みいただき、ありがとうございました~
割烹松屋 公式ウェブサイトhttps://www.kappo-matsuya.com

ふるさと納税 復帰祈願 地元を想う

いつもお世話になります。

6月の30日に泉佐野市のふるさと納税の

判決が出ます。

そこで今の現状を私の考えで

お話ししたいと思います。

1.泉佐野市が不指定(除外)

   になったことによるお店への影響について

ふるさと納税がなくなったことで

お店が危なくなるのは如何なものか?

依存するといけないことは承知しています。

ふるさと納税の除外による影響だけでなく、

年明けからは、

コロナウイルスの影響もあり、はっきり言えば、

経営としては「ダブルパンチ」を食らったような状況。

お客様の外食ニーズも減少し、予約キャンセルも

相次いでいるので、本来であれば、

コロナの状況下だからこそ、本音としては、

ふるさと納税の仕組みに甘えて、

各地へ商品をお届けしたいところ。

今になって、地元が奮闘してくれた

「ふるさと納税」の取り組みの有り難みを

事業者として実感した。

一方、私も経営者の一人として、

ふるさと納税除外とコロナのダブルパンチに

よる経営難を理由に何もせずに待ちぼうけは

お店を経営させる上ではできないので、

泉佐野市のイノベーティブな考えを見習って、

私もクラウドファンディングに挑戦したり、

これまでお店で行なっていた通販や持ち帰り

販売のあり方を一新させ、いろんな意味を込めて

「こんな時だからこそ、

家族と一緒にご自宅で美味しいご飯を食べてください」

と訴え、多くのお客様のニーズを得ることができた。

これも、ふるさと納税に一事業者として

参加させていただきながら、

泉佐野市の手法から私が学んだ、

私流の広報術でした。

2.裁判にまで発展したことについて、事業者側としての受け止め

報道やSNSの様々声を、一泉佐野市民として拝見しているが、

市の対応はなんら間違っていなく、

私も大いに賛同したいと思っている。

ましてや、ふるさと納税の制度があったからこそ、

市の事業者同士が密に繋がり、新たな商品の開発や

お互いに連携して街の活性化に対して本気で

考える機会を作っていただいた。

ただ単に市の財政難を挽回しただけでなく、

各地域の特産品や地域の魅力をもっと

自分の市単位で発信していいのでは?と初めて

疑問視をしたのが泉佐野市の実例だと思っている。

これは、成功モデルとして全国各地に発信するべき。

地元のために何度転んでも何度でも立ち上がる

この人達(阪上さん)の姿を見ていると、

「負けんな!」と率直に思う。

(例えるなら、弱い時の阪神を応援しているような気持ち)

だって、皆さんは、市の看板を背負って、

自分の顔を世間に曝け出して、

国と正々堂々と戦うことはできますか?

私は、できないかもしれないと思います。

まずは、ここまで闘っていただいた阪上さんら、

皆さんにエールを贈りたいですね。

 

 

3.泉佐野市が勝てる可能性が高いという状況であるが、復帰に向けて期待すること

(A          これは私のセリフではないが、

裁判に勝つことがゴールでなく、泉佐野市の

主張が正当なものであると国に認められ、

泉佐野市という対岸に関西空港のある世界の窓口が、

再び、地域の特産品を国に邪魔されることなく、

胸を張って主張できる世の中へイノベーション

させていくことが真のゴールだと思っている。

裁判に勝つことができたら、

再び大変なスタートの始まり。

まだまだ道のりは険しいが、

たくさんの熱い思いを持った事業者と

一緒に乗り越えていきたい。

また、ふるさと納税の制度が再開した際には、

地元の特産品である「わたりがに」をふんだんに

用いた商品作りについても積極的に市と

検討していきたいし、

だいたいの商品は見出すところまできている。

 

割烹松屋  濱田

外食をあきらめている方へ  店主の思い。

先日ご法事の後にお墓に行かれてから

食事をしていただきました。

先代のころから贔屓にして頂いているお客様です。

もう82歳になられたそうですが

いつもの元気がなく少し表情も冴えなかったので

奥様に聞くと

「お母さん、もう数年前から糖尿病を

患って、辛いらしんです。

食欲もなく痩せてきてるんです。」と

おっしゃられていました。

久しぶりに兄弟、親類が

一緒なので無理に来てもらたそうです。

今日もワタリガニのコースでしたので

食べれるかどうか心配でした。

料理が終わって食べられているか

スタッフに聞きますと、

「きれいに完食されてます。」

奥さんが精算の時に

「ありがとうございます。あの母が

美味しい美味しいと完食しました。」

「いつもあいそうがないといって

家では全く食べないんです。

食べられんようになったら

もう終わりや!!が口癖です。」

お帰りの時お母様が

「美味しかったです。

色々と気にかけて頂きて

ありがとうございます。

こんなに食べれて嬉しいです。」と

言って頂きました。

大変うれしいですね。

人間はみんな平等に年を取って

行きます。

食べることは当たり前なことですが

食べることで元気になる。

そういう日常になればいいですね。

本物の食材や人が集まり

笑顔でお話などそういう事に治癒力が

あるように思いました。

ワタリガニの底力でしょうか(笑)

ありがとうございます。

わたりがにひとすじ割烹松屋

食べたいものが 食べにいけない。ワタリガニが支える交流。

《 わたりがにが支える交流 》

みなさん、こんにちは!
本日から、地方間の移動自粛が解除になりましたね。
以前より、この日を待ってらっしゃった
お客様もいらっしゃるのか、
6月末から7月頭にかけての大阪以外からの
ご予約のお問い合わせを本日は多数いただいています。
会いたい人に会えない、食べたいものが
食べにいけないという、移動が制限されるということが、
ここまで息苦しいものなのかと、
今回のコロナを経て、私自身、学ばされました。
TVやネットを見ていると、
長距離の移動に役立つ飛行機の中では、
手術室と同じくらい清潔な空間なので、
予防対策はバッチリなようですね。
ただ、公共交通機関が感染予防対策を
しっかりされていても、
遠方からのお客様を迎え入れる最終の
ゴール地点である宿泊施設や飲食店などが、
このタイミングで気を緩めてしまうと、
本末転倒だと思っています。
松屋では、引き続き、店内の換気や、
テーブルにおけるアルコール消毒をはじめ、
の素材を扱う厨房における調理工程に
おいても感染予防対策を徹底し、
大切なお客様を万全の状態でお迎えできればと思います。
決して、コロナが終息したわけでなく、
本日を区切りにいわゆるwithコロナと
呼ばれる共存期というステージに
1段上がっただけですので、まだ安心はできませんが、
私が目利きして仕入れた”わたりがに”が、
たくさんの人と人との交流を繋げる役目を
しっかり果たせれるよう、
再び意気込んでまいりたいと思います。
引き続き松屋をどうぞよろしくお願いいたします。
梅雨の季節柄、みなさま、くれぐれもご自愛ください。
割烹松屋   濱田

わたりがにクレイジー コロナの自粛が解除された今

皆様、こんにちは。
いつも松屋をご贔屓にくださり、本当にありがとうございます。
松屋の濱田です。
このメールは、私が厳選し、松屋を贔屓にしてくださる方々へのみお送りしております。
今回より松屋のメールマガジンは「わたりがにクレイジー」と、真面目な内容でありつつ、
ちょっとリラックスできる要素も入れた読み物テイストにリニューアルさせていただきました。
タイトルへのツッコミは個々に入れていただくとして、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、コロナウイルスの影響を受けて、
わたりがにの内子が一番美味しい3月から5月にかけては、
外食自粛に伴う世の中のムードが松屋を襲いかかり、
予約キャンセルが相次ぎ、お店の経営としても非常に不安定な状況が続きました。
ちなみに、6月の予約も全てキャンセルになり、
松屋にとってのコロナの終息はまだ見えなく、不安な日々を過ごしているのが本音です。。
一方で、わたりがにの仕入れは、
こんな状況下の時に限って、漁が好調続きで、
さらに今年のメスがには例年に増して内子の身詰まりが良いんです。
そんなカニ達が調理されずにひたすら生簀の中で元気に歩き回る光景は、
もはや自分のお店の感覚を忘れ、
水族館に来ているような感覚を実感させられた日々でした。
ただ、このままコロナが終息するタイミングを何もせずに待ち続ける訳にもいかず、
たくさんの方々にサポートいただき、
成立させることができたクラウドファンディングに初挑戦するなど、
応援いただいたみなさまのご配慮のおかげで、
無事に旬のカニ達をたくさんの方々に召し上がっていただくことができました。「大変やけど、頑張ってよ!」、
「カニが余るんやったら、いつでもゆうてよ」、
「ぜひ買わせてください」
など温かいお言葉もいただき、
一瞬はお店を閉めることも考えてしまいましたが、皆様に勇気付けられました。
ありがとうございました。

一方で、ようやく緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ油断を許さない日々です。
特に外食については、食事が大好きな私でさえも、
飲食店の経営者という立場も踏まえ、慎重に考え、向き合っています。
この「わたりがにクレイジー」第一号では、
今回の前代未聞のコロナウイルスの影響を受けて、
お店の経営について途方に暮れていた眠れない日々を糧にして、
私が思う今後の松屋の方向性について、少しばかりご紹介させていただきます。
勝手ながら、少しだけお付き合いください。

「雨にも負けず、風にも負けず、コロナにも負けず、120%の美味しさへの追求」
外食をされる機会が減ったことで、松屋のかに飯や塩焼きなどを持ち帰られるご注文をたくさんいただき、
そのたびに、
「お前とこの料理は、前からこんなに美味しかったか?なんか変わった調味料でも特別に入れたんか?」、
「嫁が毎日何かにつけてうるさいのに、かに飯を食べたら満面の笑みになって助かりました」など、
皆様から嬉しい反響をいただきました。
外食ができないことで、より一層松屋の料理の味を噛み締めて味わっていただけたことかと思うのですが、
コロナウイルスがどれだけひどくなろうが、お店を閉店させずに、
新鮮なわたりがにと向き合い続ける姿勢を取る判断をした私にとって、
この「本当に美味しかった」というお声は、胸にビビッと響きました。
これからも、単純でシンプルに「美味しい」と言っていただける作品を、
丁寧に作ることを心掛けていきたいと思います。

「安全と安心。”本当に美味しい”の可視化の徹底」
実は昨年になって板前が2人辞めていまい、
今は私ともう一人の職人の2名で厨房を切り盛りしています。
従業員がいくら減ろうが、1日3回、休みの日でもわたりがにの状態をチェックし、
常に新鮮なわたりがにをたくさんストックするコンセプトは変わりませんが、
私が考える料理という”作品”を一番美味しいタイミングでお客様にご提供するとなると、
大勢の人数分の料理をスピーディに短時間で作ることが困難になってきました。ですので、今後も引き続き、1日3組限定のお店としてお客様をお迎えしつつ、
良質なわたりがにを仕入れることができない日には
急遽休ませていただくこともご了承いただければと思います。”安全と安心”という言葉があります。
声に出して言うのは簡単ですが、
皆様の口にその料理を入れていただき、
さらには「本当に美味しい!」と言っていただくためには、
一つ一つの素材と向き合い、その素材の息に合わせたリズムで作品を作っていくこと。
これが重要と考えています。
また、
清潔な店内で、お料理を食べていただく基本品質の徹底も、このコロナの影響下で大変勉強しました。
店内は、俗に言う”三密”にならないよう換気や消毒を徹底し、
私とスタッフでお店の清潔さを常にキープする対策を行なってまいりますので、
店内での食事については安心して没頭いただければと思います。
松屋での体験をじっくり堪能いただきたいからこそ、
恐れ入りますが、特に店内飲食における1日3組限定でのご案内という点については、
皆様と一緒に食の「安心・安全」を築かせていただきつつ、
ご理解をお願いいたします。

「商品の全国発送・お持ち帰りニーズへのご協力」
冒頭でも少しお伝えした通り、コロナウイルスが少しひと段落したことで、
世間では終息したムードになっていますが、私としてはまだまだ油断を許さないフェーズにあると思います。そこで、外食に行く気分になかなかならないお客様も多い状況かと思いますので、
松屋では引き続き全国発送できる商品や、
近隣の方にはお持ち帰りいただける商品づくりを進めております。
また、最近の松屋では、「コロナ見舞い用」のご注文をたくさんいただいています。
コロナの影響で、心身ともに疲れた大切な方や身内の方々に、
“松屋の美味しい食べ物を贈って、元気になってもらおう”ということで、
遠方の方にも、大阪・泉州のご飯を食べてもらい、
すぐに会いにはいけないけど、そのエリアのご飯を味わっていただくことで、
食事を通して、お互いに意思疎通が成り立つタッチポイントとしてご活用いただけているようです。
商品は、カニ飯や蒸しがにがオススメですが、
今が旬の”水ナスの浅漬け”も良いと思います。様々なご要望にご対応させていただくべく、
かに飯や、塩焼き、蒸しがに、または夏場限定の「鱧すき」なども
引き続きお持ち帰りいただけるよう調整してまいりますので、
あらゆるご家族のシーンやタイミングに応じて、ご活用いただければと思います。
全国発送させていただく商品については、
注文を取りまとめている通販のホームページを、
さらに見やすく・使いやすくなるよう現在リニューアルしようと計画準備中です。

「松屋を身近に!実は、内心、こんな企画も考えているんです」
長い文章が続いて恐縮ですが、最後に少しだけ。
実は複数のお客様より
「金額は気にしないので、自宅に来ていただき、
祖父母に新鮮なかに料理を作って食べさせてやってくれないか?
あと、美味しいお酒もいくつか持ってきてほしい」
と言う出張松屋企画のリクエストが、最近増えてきました。
企画の進め方や内容、金額など、いろいろと調整しないといけないことはあるのですが、
こんな企画って、いかがでしょうか?(笑)
皆さんもこんな企画があれば、依頼したいと思いますか?
奥様にしてみれば、「松屋さんに、台所を見せるのは勘弁して!」と言う声が飛んできそうですが。
(現に私の嫁もそのタイプですが。笑)
また、皆様の意見もお聞かせいただければと思います。
さらに、松屋では、お店でお出しているポン酢や辛子味噌、醤油なども、
ご要望があれば、昔からお得意様へのみこっそり販売をしております。
もしご入り用でしたら、空き瓶を持ってきていただいたら、
必要量をお入れさせていただきますので、お申し付けください。と、メールマガジンではあり得ないレベルのかなり長い長文でしたが、いかがでしたでしょうか?
コロナウイルスの影響を受けて、
現状目先のご予約も全てキャンセルになってしまいましたが、
私も松屋も共に多くの皆様に愛されるステージへ立ち向かっていくべく、
スタートを切らせていただきました。
その中でも、応援してくださる皆様には、
まず最初に、この私の覚悟を含めた内容(文章が下手ですみません)をお伝えしたく、
長々と書いてしまいました。
今後も定期的に、文章で今の松屋をお届けさせていただきますこと、ご覚悟ください。
猛暑日が続きますが、
皆様が健康で且つ笑顔で、健やかな暮らしを今後も満喫されていくこと、お祈りしております。

●今の時期の「わたりがに」を一番美味しく召し上がっていただける商品について
(2020年6月上旬時点)

<わたりがにのLIVE情報>
5月中旬は、少し不漁が続きましたが、5月末からは大ぶりなオスがにが獲れ出しました。
6月頭からは、ほぼほぼオスがにに変わりつつあります。
また、今年のオスがには、大ぶりなものが多く、身の旨味が濃厚で、さらに、味噌も美味しいです。
しっかり今の時期のカニを満喫いただく観点では、塩焼き(テイクアウト可能)や酒蒸し(店内でのご飲食のみ)をぜひ召し上がっていただきたいと思います。
ご興味のある方は、お電話いただければ、料理にあったカニを水槽でストックしておきます!

(割烹松屋 公式ウェブサイト)https://www.kappo-matsuya.com/
(割烹松屋 商品お届けサイト/通販サイト)https://kappo-matsuya.shop-pro.jp/

梅雨になると鱧が美味しくなります。

梅雨になりましたが

鱧は梅雨になりその雨水を飲み

日に日に美味しくなるといいます。

鱧というと京都の祇園祭りや

大阪の天神祭りを思い出されると思います。

暑い時には、口触りが良く

梅肉や辛子味噌で食べると

食欲が増してきます。

鱧の料理をしている光景は

シャリシャリと鱧の骨切りの

音が季節感を教えてくれます・

泉州地域泉佐野では鱧料理といえば

「鱧すき」です。

新玉葱と鱧の味のついた出汁で

食べる郷土料理です。

そう、今では玉ねぎといえば

淡路島のイメージがありますが

実は生産日本一だったのは

泉州地域だったんです。

ご存じない方は多いですよね!

玉ねぎの新玉の時期には鱧鍋がおいしいと

泉州の浜筋では

風物詩のように

鱧すきが一般庶民に愛され

食べられていたんですよ!

 

是非一度本家本元の鱧すき鍋を

ご賞味ください。

免疫力をあげましょう「!!

 

割烹松屋  濱田

 

気にして頂きありがとうございます。オスガニが旬。

自粛が解除されいつ日常に戻るのか

少し不安になっていた今日この頃

常連のお客様が週末はご予約を

たくさんの方に頂きました。

お母さまを連れて鱧鍋を

ご夫婦の記念日に

皆さんを誘って、今旬のオスガニの

かにづくし会席を来て頂きました。

皆さん

「どうですか?大丈夫ですか?

気になってたんです。

食事に来ても大丈夫ですか?

頑張りましょう」と

皆さんお声をかけて頂きました。

皆さん気にかけていてくれ

スタッフ一同とても勇気頂きました。

本日蟹のお造りを食べられたお客様は

「凄い!こんなに身が厚いとは

甘くてこの食感は初めてです。」と

はじめて食べられた方は

驚いておられました。

皆さん和気あいあいと良い雰囲気で

食事して頂きました。

そんなうれしい1日でした。

割烹松屋  濱田

 

わたりがにがオスガニに変わります。

ようやく梅雨になりました。

じめじめしますね。

こんな時は雄ガニのお造りは

如何でしょうか?

オスガニはメスガニのように

内子は持ち合わせていませんが

 

実は身の美味しさは

メスの身よりも10番美味しいって

知っていましたか?

そうです。

旨味成分が10倍多いそうです。

昔から漁師の長老は

「オスガニこそがほんまの渡りの味や

味のわからん奴が多すぎる」と

言われたことがあります。

地元泉州ではオスガニファンも多く

うちのお店でもオスガニしか

食べに来ない変な(笑)

お客様もおいでです。

 

是非今年は雄ガニの美味しさを

味わってくださいませ。

割烹松屋  濱田

なぜワタリガニ専門店なのか。割烹松屋

なぜワタリガ二専門店なのか?

いつもお世話になりありがとうございます。

今年の四月で創業56年になりました。

昭和39年4月に泉佐野市上町で

父と母が開業いたしました。

私は当時3歳でした。

当時、大阪湾ではわたりがにが

とても沢山取れました。

私が小学校の時は

土曜日のお昼の食卓には

蟹の小さいのと、タコなどが

上がっていました。

「またカニとタコなんや!

オムライスや、コロッケの方が

いいのに。」とよく2つ下の弟と

言ってました。

今思えば贅沢な話ですね。

その当時から蟹のお鍋

「かにちり」を中心に地元の

お客様にご利用頂いてました。

特に地元の会社さんや社長さんに

かわいがられて今日があると聞いています。

それからは、わたりがにも中心でしたが

一般にいう、お祝い事や法事など

色々な仕事がありましたので

土日は夜なべも当たり前でした。

 

しかしバブルがはじけ、得意先の会社さんも

やめていくところも多く大変だった

事が思い出されます。

その当時もワタリガニは大阪湾で

とてもよくとれていました。

しかし蟹の値段も高騰し、外国産の

わたりがにも良く見られるように

なりました。

昔から、わたりがにだけは

手を出すな。

生きていないと調理できないのに

すぐに水槽で死んでしまうからです。

ですから美味しいとわかっていても

誰もそれを冠にしたお店をするという事は

誰も考えなかったようです。

やはり扱いが難しく

手間も動力もかかります。

それ以上にロスが大変かかりますから

命がけで向き合う覚悟がないと

できない仕事です。

決してネガティブではありませんが

仕入れや、1日で死んでしまう事などは

決して計画通りに、

うまくいったことが一つもありません。

台風や雨降りが続くと

入荷が10日くらいないこともざらですし

それを回避するためにかにをたくさん仕入れると

蟹が毎日20匹から30匹死にます。

毎年2から3回全滅することもあります。

上手くいった試しが一度もありません。

それを逆に受け入れて楽しむしかないのです。

 

お店が暇な時もありますし、

今までももう終わりや、やめようと

思ったことも何回もありますが

何とか踏みとどまり

色々な方からの応援で今日まで

やってこれたと人の思いに

感謝しかありません。

おそらくワタリガニ専門店は

365日いつ来ても生きたワタリガニが

食べれるのは割烹松屋しかないと

思っています。

ですからそもそもなぜワタリガニ専門店

をやっているのかと理由がここにあります。

私たちがやめてしまえば大阪湾の

泉州地域の食文化や風習が

なくなってしまうからです。

この変わったワタリガニを自分たちが

やり切り、全国だけでなく

世界の人にわたりがにの美味しさを

知って頂きたい。

私には世界にこの味を伝える使命がある。

そう感じています。

長文になり申し訳ありません。

お付き合いありがとうございます。

割烹松屋  濱田