クラウドファンディングのお礼。割烹松屋


クラウドファンディングご支援のお礼

本年も余日少なくなってまいりましたが如何お過ごしですか。

いつも大変お世話になります。割烹松屋二代目の濱田です。

この度は、数あるプロジェクトの中から、
私どものプロジェクトにご支援をいただき、ありがとうございました。

 

プロジェクトが終了しまして、
当初の目標金額を達成することは叶いませんでしたが、
みなさまからご支援いただいた原資から、
日本初のわたりがに水槽の開発へ着手開始したいと考えております。

わたりがには、本当に奥が深いカニです。

水温、水質、水流の3つの柱が崩れると、弱り出し、
最終的に死んでしまいます。また、死んでしまうとすぐに身の酸化が始まるので、
ずっと水槽内に入れておくことはできません。

そんな扱いづらいカニと向き合い続けて、数十年の月日が経過しました。

学生自体は旅行研究会に所属し、今でも根っからの旅好きの私ですが、
お店にわたりがにを常に活かしていることに神経を使うため、
なかなか遠出はできなくなりました。

やはり自分の眼で、毎日、朝・昼・晩の3回、
1匹づつの状態を手に取り、肌で元気の良さを確認したいのです。

扱いづらく、気になれば、どんどん気を使ってしまうカニですが、
今では、「水槽でカニが弱っていないかな」などと、
お風呂に入る時も、寝る前も、カニの状態を考えることが快感になりました。
気づいた時には、完全にわたりがにに取り憑かれてしまったのです。

 

そんな気持ちでいっぱいの私が、今回立ち上げたプロジェクト。

経営者としても、食材を次世代に伝えていく上で、
第一にコロナ禍の漁師さんを守ることと、
わたりがにの魅力を広くお伝えすることをテーマにさせていただきました。

皆様にご支援をいただき、おかげ様で、
前代未聞のプロジェクトのスタートを切ることができそうです。

開発にどれだけの時間がかかるかわかりません。
開発している中で、さらにどれくらいの費用が追加でかかるかはわかりません。

クラウドファンディングというインターネット上での
プロジェクト自体は終了しましたが、真のプロジェクトは、
これからがスタートです。まずは、ステージに立てたのですから、
ゴールを目指して、しっかり走り抜いてまいりたいと思います。

 

このたびは、ご縁をいただき、本当にありがとうございました。

今回をご縁に、どうか引き続き割烹松屋をよろしくお願いいたします。

秋冷の加わる折から、お体にはくれぐれもお気をつけください。

お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。

割烹松屋 二代目 濱田憲司