私どものお客様の中には
食事制限のある方
糖尿病のお客様
ご病気になって元気のない方が
わざわざ食事に来られます。
ホームページのも関連のことを記載させて
頂いております。
長く付き合って頂いたお客様が
ご病気なられたりどうしても
カロリーを気にされる方が多くなります。
健常者の年配のお客様も
「値段はどっちでもいいけれど
美味しいものを少しだけ食べたい
なのに高い値段にすると、量が増える。
まったく私たちのことを考えて
くれるお店がない。」
「車いすや食事制限のことを
お店に尋ねにくい。
きっと良いお客とは思ってくれない
のでおっくになって相談ができない。」
「自分のためにお店やそこのお客さんに
迷惑をかけたくない。」など
お客様とのお話の中で教えて頂きました。
あるお客様のお母さまは
3年前に脳梗塞を患ってからは
おしゃれをしなくなったり
カラオケや旅行にも行かれなくなりました。
食事も制限され、外食にも行こうとしません。
「食べることの楽しみがなくなれば
こんなに生きていて愛想のないことは
ないわ!楽しみなんて何にもない!」と
おっしゃられるそうです。」
そんなお話も聞かせて頂きながら
お母さまをお連れになって来て頂きました。
もう2年ぶりの再会でした。
私と目をちゃんと合わすこともありませんでしたが
おしゃれして来て頂きました。
私は大変うれしく、これは大丈夫だと
その時感じました。
その時はお母さまが大好きな
内子の入ったメスガニが旬でした。
ワタリガニの蟹コースを
食べて頂き、塩は全く使わず
蟹の本来の塩分だけで十分美味しいです。
特にワタリガニの塩焼きを食べるときは
少しご不十な手でかにをつかみ
口にほうばって食べておられました。
「昔はかにはよう捕れたんやで。
蟹を食べる子は名人でお爺さんに
仕込まれたんや アハハ!」と上機嫌でした。
ワタリガニのフルコースも
すべて完食して頂きました。
やっぱり美味しものを食べたり
外食するときのお店の雰囲気であったり
つまり食事の場所の提供だという事が
大切な事がわかりました。
ご家族様との大切な思い出の1ページなんだと
感じました。
そういったご悩みのある方は
ご相談くださいませ。
それには条件もありますが
それはまた次の時にお話しします。
割烹松屋 濱田