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卒寿のお祝いに心に残るひと時を 親子で楽しむ食事会 大阪泉佐野市

卒寿のお祝いに、心に残るひと時を 親子で楽しみ食事会 大阪泉佐野市

 

【卒寿のお祝いに、心に残るひとときを】

― 娘と父の絆を取り持つ、ワタリガニ ―

先日、卒寿を迎えられたお父様と、
そのお祝いに寄り添う娘様がご来店くださいました。
お選びいただいたのは、当店自慢の「わたりがに料理」。
ひと口、またひと口と味わいながら、
昔話に花が咲き、笑顔がこぼれる。
そんな温かな光景が、私たちの胸にも深く残りました。

「誘ってよかった」
「こんなに話したのは久しぶり」
そんな声が聞こえるたびに、
この“わたりがに”が、親子の絆をつなぐお手伝いが
できたのだと嬉しくなります。

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娘の想い、父の喜び、そして料理人の想いが重なって、
その一日が、ご家族にとって “心に残る思い出” になること
それが、私たちの何よりの願いです。

「美味しかったね」
「また来ようね」
そんな言葉の後ろにある、静かな感動。
親も子も笑顔になり、きっと私たちも、
そして“ワタリガニ”も、喜んでいると思います。

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この出会いとご縁に感謝して、
これからも心を込めて、一皿一皿、丁寧に。
皆さまの人生にそっと寄り添える料理を、つくり続けてまいります。

割烹松屋
598-0005
泉佐野市市場東2-10-10
072-462-3740

唯一無二 わたりがにへの挑戦

 

唯一無二のわたりがにへの挑戦

私たちが扱う「わたりがに」は、ただの食材ではありません。 それは、私たちの体力と気力を賭けた勝負の末に得られる、かけがえのない宝物です。 わたりがには生きているからこそ、その旨味と香りが引き立ちます。 しかし、その命を保ちながら扱うことは容易ではありません。 蟹は繊細で、わずかな環境の変化にも敏感に反応します。 特にこの時期は内子をたっぷりと抱え、力を使い果たし弱ってしまうことが多い。 私たちの挑戦は、生きている間に最高の状態でお届けすること。 それはまさに「時間との勝負」です。 温度管理、湿度、空気の流れ――あらゆる要素に気を配りながら、わたりがにを見守り続ける。 手間と神経をすり減らしながらも、生きた蟹を扱うことにこだわるのは、その瞬間にしか味わえない美味しさがあるからです。 蒸し蟹に仕上げる際も、絶妙なタイミングと技術が求められます。 蟹が持つ本来の旨味を最大限に引き出すために、一匹ずつ丁寧に見極め、蒸し上げる。 わたりがにの命をいただくからこそ、その美味しさを余すことなくお届けしたい。 それが私たちの信念であり、唯一無二の価値なのです。 わたりがにと向き合う日々は、決して楽なものではありません。 体力も気力も試される。ですが、その努力が報われる瞬間があります。 それは、お客様が一口味わったときに見せる、驚きと喜びの表情です。 「こんな美味しさは初めてだ」 「この蟹の旨味は特別だ」 その言葉をいただくたびに、私たちはまた挑戦を続ける力を得ます。 わたりがにを扱うことの難しさ、その価値の高さ―― それは決して簡単に手に入るものではありません。 でもだからこそ、この蟹は特別なのです。 この時期だけの旬の美味しさを、ぜひ味わってみてください。