みなさま、こんにちは!
梅雨も明け、カラッとした夏らしい日和になったかと思いきや、今年は尋常じゃない暑さですね。。 外出される際は、こまめに水分補給をしていただき、くれぐれも体調管理にお気をつけください。 今回の「わたりがにクレイジー」は、お盆明けの8月中旬の夏季休暇中のお店内で書いておりますが、 まだまだ猛暑日です。 さて、今月もよろしくお願いいたします。 |
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月別アーカイブ: 2020年8月
苦渋の決断!建物外部修理。
「苦渋の決断 建物外部修理」
数十年ぶりにお店の外部の
修理工事を行うことに決めました。
どうせするならもっと早くやっておけば
良かったと思うところもありますが
コロナになることも予測できず
これから先の10年のことを
5年前から
真剣に考えていたからです。
店の建物のすべての壁などの
修理費用も半端な金額ではないので
その資金をもっと有効に使うという事で
計画を立てて煮詰まって来ていたのです。
要は「お店の移転問題」でした。
45年前高度成長期に建てられた大箱のお店
周りの大箱の料理屋さんはほとんど
淘汰されてしまいましたし
これからの飲食店の姿ではないと
思っています。
(建てて頂いた両親には感謝しています。)
専門性を際立たせ、
更に尖ったお店にしたいと思っていました。
移転場所やどういう物件にするかも
調査してきていました。
大阪市内の代表的な繁華街なども見てきましたが
なんか違うなと思ったこともありました。
大阪市内の不動産屋さんにも
数社相談もさせて頂き
ある程度の考えもまとまってきた矢先に
コロナです。
私の知り合いや友人も
昨年お店を北新地や福島で移転されましたが
コロナで本当に大変だと聞きました。
今のお店の建物もここで修理しておかないと
劣化が進むという事もわかっていましたので
3月から試行錯誤して考えてきました。
私的には少しネガティブな考えのようですが
苦渋の決断に至り修理をすることになりました。
でも今は良く思いきれたと思っています。
この先の10年はワタリガニにもっと特化し
お客様に喜んで頂きたいと思います。
そして、次の展開に持っていくことを考えています。
泉佐野だからできること、わたりがに専門店ですが
たくさんの海の幸の魚、山の幸の野菜があり
食の宝庫です。
地元の食を中心とした真面目な飲食店や
それに携わる業界の方も
もっと出てきたらいいと思います。
「泉佐野市ふるさと納税」もいろいろと
世間の方には賛否両論ありましたが
私は地元事業者としては、今回の市の職員さんの
熱い情熱と市を愛する想いで戦って頂いたこと
色々と犠牲にしたことも多かったと思います。
そういう市長さん並びに職員さんのことは「誇り」に思います。
そう、ヒーローですね。
こんな人たちはなかなかいないでしょう!!
その結果、難産でありましたが奇跡の復帰ができました。
そういう事も踏まえてこの地で
アイデアを出しながら頑張っていこうと
気持ちを新たに前向きにウキウキワクワクで参ります。
その延長線上に、移転というのもありだと思います。
昨年11月から1人で従事してきました。
とことんこだわろうと思い、少し無謀でしたが
色々と見えてきたものもありました。
本当に有意義な楽しい時間でした。
やることが鮮明になってきました。
しかし色々な楽しい思いや企画も大切ですが
やはり経営の原理原則を要とした考え方で
小さい会社の戦略を全うしたいですね。
変態の領域ですね。
地元ではもっとそいう変態の方と
繋がれたと思っています。
いつでもウエルカムです。お誘いください。(笑)
まだまだコロナとの戦いが続くようですが
少し視点を変えて
もっと大切なことがお店作りにはあると思います。
今回の件を気に益々頑張ってまいりますので
これまでと同様、皆様の応援の程よろしくお願い致します。
まだまだ暑い日が続きますが
お気持ちだけはさわやかに、ご自愛くださいませ。
長々ととめどない勝手な文章で失礼しました。
お許しくださいませ。
割烹松屋 店主
今年の≪わたりがに≫は踏んだり蹴ったりですねん。
今年は”わたりがに”が踏んだりけったりですねん。
みなさん、いつも美味しく食べていただき、
ありがとうございます。
私、わたりがにです。
はい、この手の手紙では、初めての登場です。
今日は我々をいつも大切に扱ってくださる
松屋さんの案内状という貴重なスペースを
お借りして、
我々、わたりがにの嘆きをちょっと聞いてください。
いやいや、こんなもん今読む時間ないわ!という方、
冷蔵庫の隅にでも貼ってください。
さてさて、海にいる私たちでさえ、
正直、コロナウイルスの感染拡大は、
ここまで予測していませんでした。
おまけに、お米や卵と違って、
みなさんの日常生活において
毎日必要とされている食材でもない私たちは、
今、海でしっかり栄養を取って身詰まりを
よくしながら捕獲されるのを待つか、
仕入れられてお店の水槽における
三密状態をなんとか凌ぐかしか、選択肢がありません。
ぶっちゃけ、今食べてもらうと、
身も濃厚でして、結構うまい時なんです。
さらに、コロナだけでなく、
今年は岸和田だんじり祭りも中止に。
だんじり祭りは別名で「かに祭り」
ともいわれ、祭り関係者がいる各家では、
祭りを見に来る来客者に対して家族らが
ふるまうご馳走が、蒸した「わたりがに」でした。
でも、今年は祭りもないんです。
正直、コロナウイルスの感染拡大の前より、
私たち、行き場を失ってしまいました。
しかし、そんな中、日本で唯一の
わたりがに専門店の濱田大将と、
かにを仕入れる仲買さんが協議され、
この度、私たちを救ってくれることになりました。
「コロナに加えて、今年は祭りもないさかい、
わたりがにの消費が止まってしまうんとちがう?
ここは日本唯一のわたりがに専門店の出番として、
かに達をお客様の非日常の体験アイテムと
して蘇らせるべく、例年以上の量のかにを仕入れに
いっちゃる!コロナの影響よ、
やられたらやり返す!倍返しや!」
ちょっと後半は何を言っているか、
わからなかったけど、少し光が見えてきました。
ありがとう!濱田さん!
というわけで、大量にかにを仕入れ中の松屋では、
引き続き自宅でも美味しいかにを食べていただくため、
全国へ配送するお届けサービスも引き続き実施するとともに、
感染予防対策を徹底したお店でも上質なわたりがにと共に、
スタッフが心温まるおもてなしをさせていただきます。
度々のお願いとなりますが、
どうか今が旬のオスのわたりがにを救ってあげてください。
わたりがにクレイジー 濱田憲司